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命二つ [生活]

ランちゃん・スーちゃん・ミキちゃん

 

何の心配事もなく 遊び呆けていた学生時代が思い起こされます。

世の中に未曾有の問題が立て続けに発生している今

あらためて あの時代を懐かしく想います。

 

この3人は、本当に仲が良かったんですね。

昨日のランちゃんのスピーチ そして スーちゃんの肉声テープ等を聴いてそう感じました。

お互いが苦楽を共にし 助け合い 励まし合い 支え合う間柄

特に闘病生活に入ってから 相手によって活かされる自分という存在の認識を

持っていたのではないかと思います。

 

私の母校である 立教高校

先日 震災の影響で卒業式が行えなくなり、その代わりに

卒業生に向けたメッセージをホームページ上で発表して

そのユニークな視点と素晴らしき内容が話題になりましたが、

新たに 新入生に向けたメッセージも発表しました。

 

タイトルは 「命二つ」

 松尾芭蕉の俳句を題材に 今 私達が何を大切にするべきか

素晴らしいメッセージを発信しています。

 

以下 渡辺校長の言葉 抜粋です。

 

命は、自分一人のものですが、一人で支えているものではありません。単数ではなく、
複数の命によって支えられているのです。他者の存在なしに、命はありません。
親と自分、友人と自分、他者と自己、それぞれがその命を自分の中に大切に抱えながら、
親、友人、もうひとつの命に支えられ、<命二つ>の中で生きているのです。

<命二つ>と、考えることは、相手の心に近づき、自分の身を相手に重ねることです。
互いに命の尊厳を認め合うということです。

被災者の方々の辛苦は言語表現の及ぶ範囲ではありません。
深い悲しみの中で、入学式を前にした君たちと同じ年代の少年の笑顔がテレビに映し出
されました。誰もが、悲しみを胸に秘めています。私にも不安があります。悲しみがあり
ます。しかし、私はその少年の笑顔を見た時、勇気づけられている自分に気づきました。
少しでも被災地の方を勇気づけなければならないと考えていた自分が勇気づけられたので
す。そのパラドックスに戸惑いながらも私は今それを素直に謙虚に受け止めたいと思いま
す。何げない日常がいかにかけがえのない尊いものであるかを、少年の笑顔が、私の惰眠
を覚醒したのです。

 

父が長らく入院しています。

父と母の関係を見ても  命二つ 相手によって活かされる自分という存在の意味を

今 とても実感しています。

 

 

何気ない日常を日々過ごす事が出来ていることに感謝しつつ

自分に出来ることを精一杯 頑張って行きたいと思います。

 


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