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父の緊急入院→手術 [生活]

突然のことで驚きましたが、なんとか一命は取り留めてほっとしています。



日曜日の午後 父が腹痛を訴えて 母が付き添って病院へ

日曜日でしたが、救急扱いで 緊急に診断して頂いて
「腸閉塞」ということで、すぐに処置をしてくださったそうです。

「ちょうへいそく」とは 腸の管が何らかの原因で詰まってしまう症状で
とりあえず 鼻から管を入れて詰まったモノを吸い出して 
一通り綺麗になって 落ち着いたところで 母から電話がありました。夜の6時過ぎでした。


父も もう80歳近いので 色々と病院にかかっていて
特にここ数年は シェーグレン症候群という膠原病の一種で
唾液がほとんど出ずに口の中が渇いてしまう持病を患っているので
頻繁に検査や入院を繰り返したりしていたのですが
それでも 腸の異常には 全く気付いておらず 何の前触れもなかったのです。

母も必死で対応した様で、色々と処置をして頂いて 落ち着いた夕方過ぎに
私に連絡してきたのですが、私もそれまではまったく知らなかったので
もう夕食を食べ始めていて ビールを飲んでしまっていたので
車に乗るわけにはいかず、「落ち着いたから大丈夫」と言われて そのまま休みました。



ところが今朝になって、早朝 また母のところに病院から連絡が入り
「緊急でこちらに来てほしい」
ということだったので すぐに準備して向かったところ
「一晩のうちに 状態がかなり悪化したので 緊急に手術が必要です」
ということでした。

腸閉塞は ただ 詰まっただけならまだ良かったのですが
数年前の手術等が原因で 腸管どうしが癒着したりした部分があり
複雑に絡まって 血流が悪くなり 「腸壊死(えし)」という状態で
部分的に腐りかけて さらに その毒素が漏れ出して
腹部全体にまわって「腹膜炎」を起こしているので
このまま放置したら 今日のうちに命を落とすこともあり得る という説明を受けました。

血圧も見る見る下がって 予断を許さない状態

血圧を上げる点滴等 スタッフの方達の手厚い看護で 素早い対応をみせて下さいました。



鼻から通した管からは どす黒い様な液が流れてきていて
昨晩 母が帰るときには 大分綺麗な液になっていたので
それを見た瞬間 ドキッとしたそうです。


とにかく すぐに手術をすることになり 手術室に運ばれました。

10時 ちょうど に手術開始

悪くなった部分を切り取って、周りに汚染した毒素を綺麗に洗浄する
ということでした。


手術は3時間程度に及ぶ ということでした。

「何かあったら連絡しますので」 と言われて
大きなポケベルみたいなものを渡されました。

術後は ICU 集中治療室に入る ということだったので
それ用に 色々な物を売店で購入したり 
自宅に取りに帰ったりして用意して 準備をしました。
11時30分頃
地下の売店のあたりにいたら 突然ポケベルのブザーがなりました。

手術時間は 3時間前後 と言われていたのに
中途半端な時間にベルが鳴り
何かあったのでは と 二人咄嗟に立ち上がり 2階の手術室へ向かいました。

たまたまエレベーターがなかなか来なかったので 階段で行こう
ということで 階段を駆け上がりました。
傾斜をなだらかにする為に 段数が多くなっている階段だったので
母はかなり ハァハァと息を切らしている感じで 階段を登りきると
そこに看護婦さんが待っていて、
「呼んだのは私です。 集中治療室の入室の仕方を説明しようと思いまして・・・」
と言われて ちょっと拍子抜けしてしまいました。

そのまま 待合室で無事に手術が終わるのをただひたすら待つだけ

そして 午後の2時近くになって 手術終了

先生からの説明を受けました。
なんと そこには 切り取った腸が置かれていました。
くっつきあって 絡まりあった ひとつの大きな肉管の塊
みたいになっていて 重量的にも 1kgはくだらないくらい。
後で父に見せようかと思い写真も撮りました。
(当然ですが あまりにもグロテスクなので ここには公開しません)

見るからに相当ダメージを受けている感じでした。

咄嗟の判断で この状態を認識して すぐにこの大手術をやって下さった
迅速な対応の素晴らしさ
そして進化した医療技術の凄さをあらためて実感しました。

先生の 充実感みなぎる表情をみて ホッと一息 安心することができました。



しかし、大手術を受けた父は まだまだ予断を許さない状態なので
集中治療室に運ばれました。

手術が終わってから、さらに一時間くらい待たされて
準備が整った様で ICUに案内されました。

そこに入れる時間や人数が制限されているので
一瞬しか 覗くことは出来ませんでしたが
とにかく 物凄く広い 100坪くらいありそうな部屋の中に
最先端の医療機器装置が設置されていて
その奥に ベッドが数台 間隔をおいて 並べられていて
手術を終えたばかりの重病人の方達が寝ています。
仕切りの無い空間で 隅々まで見渡せる様になっていて
どの患者さんが 急に様態が変化しても すぐに気が付ける様になっています。


父も 周りを凄い装置で囲まれて
コンピューターのモニターで 血圧・心電図・脈拍等 管理され
点滴のスタンドだけでも5-6本吊り下げられた中で
麻酔をいれた呼吸器をつけて 完全に眠っていました。


大手術の後なので 母も私も しばらくは傍に付き添っていたかったですが
この場所には 長居できないし 麻酔で完全に意識はなく
「様態が完全に安定するまでは 麻酔を続ける」
ということだったので 今日のところは ひとまず引き揚げました。


とにかく 突然のことで 驚きましたが
ひとまず 手術が成功してほっとしています。

2-3週間の入院となりそうですので 暫くは 病院と会社を往復する日々になりそうです。

一日も早い回復を祈っています。

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