matohu 展覧会 "慶長の美" [ファッション]
BUSINESS関連の話ですが、とても素晴らしい展覧会で
一人でも多くの方に ご覧になって頂きたいと思ったので ご紹介させて頂きます。
1月8日(土)より 19日(水)まで
青山 スパイラルホールの1階 スパイラルガーデンにて
"慶長の美" 展 が 開催中です。
7日(金) 開催日の前夜に オープニングレセプションにご招待して頂きました。
matohu 様は、 東京コレクションにデビューして5年 の若手アパレルブランドですが
決して流行に左右されない オリジナルの物創りを突き進めていらっしゃいます。
トレンド とか 売れる売れないとか 目先の事には目もくれずに貫かれている姿勢が
本当に素晴らしい お二人のデザイナー(ご夫婦)です。
入口付近に貼り出された挨拶状にもありました様に 今回の展覧会のテーマは
matohu が デビュー以来の5年の歳月をかけて取り組んできた提案を
ひとつにまとめた集大成とでも言うべき 非常にスケールの大きなものです。
デザイナーが、日本の文化でもっとも魅力的だと感じる「慶長年間」
年代でいうと 1596年~1615年 桃山時代後期から江戸時代の初めまで
の20年間だという事ですが、その時代の力強く ダイナミックで楽しいデザイン力に
満ち溢れた芸術的エッセンスに心惹かれ、その時代の日本固有の文化を
いかに現代のファッションに取り入れるか! という挑戦の中から産まれた
全く新しく 斬新な服や、その服を創る為の製造工程を垣間見る事が出来る
アイテムや素材なども 多数 展示されています。
これは、錆染 でしょうか?・・・
いずれにしても 手作業の色付けですね。
こちらは、糸を剣山の様な道具を使って生地に叩きつけるニードルパンチ だと思います。
美しい織地 鮮やかさと深みがあります。
いずれも、「長着(ながぎ)」 と呼ばれるmatohuオリジナルの服
着物でも普通の洋服でもない新たな提案として matohuが創り続けているアイテムです。
女性用だけではなく 男性用もあります。
おしゃれな人達で賑わう会場内の様子
ひとつひとつの技法についても テーマの歴史や美術工芸品と共に展示されて
詳しく説明されています。
とても参考になります。みなさん 色々と工夫されていますね。
江戸時代にこんな可愛らしいデザイン柄があったんですね!
私も 毎回SHOWの案内状を頂いていたのですが、最終的にこんな意味を持つ物に
なるとは思ってもみなかったので、少しの間取っておいたものの最終的には処分して
しまったのですが、各シーズンのコレクションのテーマが解説された案内状を
5年分繋げると 最後には 「慶長の美の絵巻物」になるというプロジェクトがあり
その展示も圧巻でした。(数量限定で販売もされているようです)
素敵なBAG達 ・・・
これは この場で販売もされていた様です。
最後に デザイナーお二人と 一緒に写真を撮って頂きました。
これからも 素晴らしい物創りのお手伝いをさせて頂ければ光栄です。
有難うございました。
皆様 是非 お時間があったら 足をお運びください。
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